ドライウォール工法
ドライウォール工法とは1950年代にアメリカで生まれた内装工法で、さまざまな工夫改善が加えられ現在では主に塗装仕上げの下地として定着しております。当社でも施工社員が現地で研修を受け、日本式に応用して活用しています。
デリケートな仕上げ向けに壁面自体に強度を持たせる工法で専用のテーピング、パテ材をつかい、クラックのおきづらい壁を実現するものです。
アメリカではドライウォーラーという専門の職人さんがおり、石膏ボードの貼りから、パテ処理、仕上げ塗装まで一貫して行っていますが日本の場合、さまざまな納まりや作業手順の関係で単一施工者が行うことができず、石膏ボードが仕上がった後から当社にて施工させて頂いております。
特にインコーナーのテーピングは慎重に行います。
通りを通し、空気やシワが残らないように施工していきます。
中塗り、仕上げを行い十分に乾燥させてからサンディングを行います。
特にペイント仕上げの場合は念入りにおこないます。
ペイントを塗りあげていきます。
通常下塗り、上塗りの工程で仕上がります。
場合によっては再度下地調整し更に上塗りをかけていきます。
ラウ・ウォール工法
ラウファーザーは基本的に各種ペイント仕上げをするための下地として考えられた工法で、アメリカではドライウォール工法が主流ですがヨーロッパではこの再生紙を使ったペイント仕上げが主流となっています。再生紙に木片を入れ込んで加工した<チップス>と発泡させて加工した<フリーズ>の二種類があり それぞれ下地の作り方が多少異なります。
- <チップス>
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日本の壁紙のように裏打ちというものがなく弱い製品です。そのため石膏ボードのジョイント部分にはグラスファイバーメッシュをパテ施工時に補強として伏せ込みます。
下地石膏ボードはベベルボードをご使用ください。※御注意・・チップスは裏打ちのない製品ですのでビニールクロスのように簡単に張替が出来ません!
- <フリーズ>
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チップスとは違い再生紙を合わせて加工しているので非常に強度があり日本の和紙に近い製品です。 そのため補強は必要なく一般のビニールクロスと同様に施工します。 下地石膏ボードはベベルボードをご使用ください。
リフォーム工事において既存のクロスからの張替や特殊な下地での施工の場合予めご相談ください。(施工不可な場合がございます。)
いずれも最大の特徴として、一旦施工後はお客様ご自身で塗り替えが可能なことです。
初回から数え10回程度塗り替えができますので是非チャレンジしてみては如何でしょうか?
ASアートウォールシステム
《ASアートウォールシステムは、さまざまな構造に対応し、合理的な施工プロセスを実現。》
- 木構造下地
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セメントボードの割り付けは横張り・千鳥状とし、窓などの開口部のカドに、ボードの継ぎ目がこないようにします。
セメントボードを軽くたわませ、面内に無数のマイクロクラックを発生させておくと、クラック抑制に効果があります。 - 鉄骨構造下地
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胴縁にCチャンネル(ピッチは455mm以内)を使用し、透湿防水シート155mm以上重ねて貼り合わせます。
セメントボードの張り方と繋ぎ部の下地処理は木造建築の場合と同じです。